2013年4月10日水曜日

平成25年度 1学期始業式 式辞


 1学期の始業式に当たり,一言あいさつをします。先ほど就任式で紹介をしていただきました,この4月から番本校長先生の後を受けて校長として就任をしました,前 と言います。よろしくお願いします。着任をして,まだ時間がたっていませんが,元気のよい生徒の皆さん,一生懸命皆さんのために頑張っておられる先生方を見て,本当に素晴らしい学校に着任できたと嬉しく思っています。これからの本校での仕事を楽しみにしています。これから皆さんのために,今まで以上に充実した学校にしていきたいと考えていますので,よろしくお願いします。

さて,平成25年度,新しい学期が,スタートしました。昨日は本校の入学式が行われ,新しく中学生を141名,高校生を196名迎えました。これで本校は,中学校課程424名,高等学校課程633名,中高あわせて1057名で,新学期をスタートすることになります。在校生も1年生は2年生に,2年生は3年生に進級をしました。皆さんは今,新学期を迎えるに当たり,この1年の新たな目標と決意を持ってこの場に立っていることと思います。

既にみなさんも知っている通り,4月1日から校名が変更になりました。気が付いている人がいるかもしれませんが,玄関にかけてある校名プレートも,新しいものになっています。新しい校名は,近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校です。近畿大学には附属高校が7つあります。広島には,福山校があります。校名変更には,これらの附属高校が一層連携を強め切磋琢磨をするとともに,広島に近大附属あり,広島の地に根差した広島県を代表する学校になってほしい,という思いが込められています。是非皆さんには,東広島校の生徒である,ということをこれまで以上に自覚をして,勉強に,部活動に頑張り充実した学校生活を送ってほしいと思います。

さて,3月は別れの季節,4月は出会いの季節です。本校でも,3月には卒業生を送り出し,この度新入生を迎えました。何人かの先生方ともお別れをして,この度私も含めて新しい先生方をお迎えしました。クラス替えもあったと思います。まさに,新しい出会いの季節です。私は,人は集団の中でこそ成長していくものであると考えています。決して一人だけで成長できるものではありません。この東広島校の集団は,とても優秀な集団です。この同じ空間で,同じ時間を過ごすことで,勉強や進路のこと,趣味や部活動など共通の話題を持ち,助け合ったり,切磋琢磨をしたりすることで必ず成長ができるはずです。これらを実践することで,校訓である「人に 愛される人 信頼される人 尊敬される人 になろう」に自然に近づけるものと考えています。また,新しい出会いは人だけではありません。新しい教科書,新しい勉強の出会いの時でもあります。新しい教科や科目の勉強は,初めが大切です。人によって好き嫌い,得意不得意があるかもしれませんが,皆さんの今後の進路を考えるとき,どの科目も幅広く学習することが大切です。家庭学習時間の確保,予習復習の実践,自主的な学習習慣の確立など,幅広い学習を攻めの姿勢をもって取り組むことで将来の進路実現につなげていって欲しいと思います。

昨日,近畿大学の学長であり,医学博士でもある塩﨑均先生とお話をする機会がありました。先生は,出会いは偶然であるが,後に振り返ってみるとそれが必然だったことに気付く,その時々で出会うべき人,出会うべきことに出会うものである。私も(学長さん)一瞬一瞬の出会いを大切にしている。と話しておられました。私も同感です。

是非,皆さんも今日からの新しい人との出会い,新しい勉強との出会いなど,出会いを大切にしてください。

もう一つお話をします。私は本校は,安心で安全な学校,皆さんが本校で学んでよかったと思える学校,さらには,元気のいい学校であると感じています。これらのことが,本校が地域はもちろん,県内でも信頼されている大きな理由の一つだと思います。これからさらに,元気があり活力ある学校になってほしいと思います。私が1日に着任してからも,何人かの生徒が大きな声で挨拶をしてくれました。まずは,大きな声での挨拶,遠くで姿を見たらこちらからの挨拶,おなかの底からの大きな声での挨拶を全員ができるようになりましょう。家族,友達,先生方,地域の方々,・・・・さまざまな人との気持ち良い挨拶が,コミュニケーションンの始まりであり,相互理解の始まりです。元気のよいすがすがしい挨拶,よろしくお願いします。

いよいよ今日から新学期のスタートです。一人一人が今持っている目標の実現に向けて,さらには,将来の夢の実現に向けて,一日一日を大切にして,充実した納得できる日々を過ごしてください。