2015年1月6日火曜日

26年度 3学期 始業式 式辞

あけましておめでとうございます。新しい年平成27年,2015年がスタートしました。皆さんはどのような新年を迎えたでしょうか。2学期の終業式では,お正月は5年,10年,それ以上先を見通して自分の将来を考え,志を立てる時,と同時に今の年度を振り返り,やり残したことを4月までにどう取り組むかを考える時である,お正月という節目に,高い志を立て,将来の大きな夢に向かって突き進んで欲しい,と話しました。今,皆さんは新しい年を迎え,高い志や大きな夢をもってこの場に立っていると思います。


皆さんも知っている通り,本校の建学の精神の一つは「人格の陶冶」,校訓は「人に愛される人 信頼される人 尊敬される人になろう」です。これらは高い志や多きな夢の基盤であることは言うまでもありません。新しい年をスタートするにあたり,今一度これらの意味をじっくり考え,それを行動に繋げてみてください。


お正月には,我が家にも分厚い新聞が届けられました。政治,経済,国際関係,教育,スポーツ,文化・・・など様々の事について,この1年を占いまた課題について書いてありました。新聞によって,色々な見方がされていて面白いと思いましたが,いずれにしてもこの1年が穏やかで希望の多い年になることを期待したいと思います。また,皆さんにとって,本校にとって着実に前進できる年であることを願っています。


ところで,今年は未年ですが,ヒツジという漢字は未来の「未」という字と羊毛(羊の毛)の「羊」という字が使われます。十二支では「未」を使います。昨年のウマ年も「午」と「馬」の二文字があるとお話をした記憶がありますが,各々にその使われ方や意味があるようで,面白いな,と思いました。ちなみに私がもらった年賀状では,「未」という漢字を使ったものが圧倒的でした。


さて,今日から3学期のスタートです。全員が具体的な目標をもって順調なスタートダッシュを切ってください。本校では,間もなく中学校入試,中学3年生の確認試験,それに続いて高校入試が行われます。4月には皆さんの後輩がたくさん入学をしてきます。希望をもって入学をしてくる後輩に対して,勉強はもちろん,部活動や学校生活全般にわたって先輩の名に恥じることが無い先輩になれるよう,緊張感を持って自らを高めることのできる3学期にしてください。



高校3年生。この冬休みも,お正月返上で学校に来て頑張る3年生が多くいた,という報告も受けました。間もなくセンター試験です。まさに3年間の総決算です。これから国公立や私大の試験も始まりますが,悔いの残らないよう,最後まで,クラス全体,学年全体で団体戦であることを意識して頑張ってください。寒い時期ですが,体調を崩すことなくベストの状態で第一志望突破を目指してください。また,卒業まで残りわずかです。皆さんのよき後ろ姿を後輩に見せるとともに,3年間本校で作ってきた良き伝統を,一つでも多く後輩に伝えておいて欲しいと思います。よろしくお願いします。

最後になりますが,今年が皆さんにとって大きく飛躍できる年となることを期待して,3学期始業式の挨拶とします。