校長室より

2016年4月5日火曜日

平成28年度 近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校 入学式 式辞

ここ,うめの辺にも春の訪れを感じるこの良き日,ご多用にもかかわらずご臨席を賜りました近畿大学工学部長 野村正人様をはじめご来賓の皆様,保護者の方々とともに,入学式をかくも厳粛に,また盛大に挙行できますことを誠に喜ばしく思います。本校教職員を代表いたしまして,厚く御礼申し上げます。

さて,只今入学を許可した中学校課程143名,高等学校課程216名の新入生の皆さん,近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校への入学おめでとうございます。教職員,在校生ともに,皆さんの入学を心待ちにしていました。今日から新たな学校生活が始まりますが,大きな夢と高い志を持ち,夢の実現にむけた計画的な時間を過ごして欲しいと思います。

本校の母体である近畿大学は、1925年に世耕弘一先生が創設をされ90年を超える歴史を有しています。この4月からは国際学部が新設され,ここ工学部を含め全部で14の学部をもつ総合大学です。「人格の陶冶」と「未来志向の実学教育」を建学の理念としており,本校もその精神を受け継いでいます。近畿大学の昨年度の一般入学試験では志願者数で3年連続で全国第一位となりました。どんどん進化していく大学の附属学校として,誇りに思うところです。
 

本校は,平成8年に高等学校課程からスタートをして,今年で21年目を迎えます。開校以来3000人を超える卒業生を送り出してきましたが,この間,地域からの厚い信頼をいただき「近校」の名で親しまれてきました。また,進学校として難関大学や広島大学をはじめとする国公立大学,近畿大学への進路実績を重ねているところです。校訓を「人に 愛される人,信頼される人,尊敬される人 になろう」としており,現在「グローバルな社会に出て活躍できる人に」「ワンランク上をめざして」を合言葉に生徒,教職員が一体となり,教育活動に取り組んでいます。
 

皆さんは,今日の入学式を迎えるにあたり,「入学をしたら,こんなことに挑戦してみよう」「将来はこんな職業についてみよう」など,将来の夢や目標を持ってこの日を迎えたことと思います。私は,皆さんが「自らこうありたい」「こういう人間になりたい」という具体的な将来像を明確にすることが大切だと考えます。そして,その実現に向けた目標や方法を自ら考え,それらを実際に実行するための挑戦する気持ちと態度が必要だと考えます。夢を持ち,夢を語ることは,簡単なことです。しかし,それを実現するには時間がかかり,大変なエネルギーが必要かも知れません。時には夢をあきらめようと思うことがあるかも知れません。しかし,だからこそ,それが実現できたときの喜びは大きなものになり,それが自信となり,さらに次のより大きな夢の実現へのエネルギーとなるのです。本校では,皆さんの「夢の実現」にむけ,先生方や先輩が皆さんを最大限に支援していきます。入学後も,今の夢や目標,気持ちを持ち続け,失敗を恐れず,色々なことに挑戦をして欲しいと思います。また,高いレベルでの競争を期待しています。中学校や高校時代は,長い人生から考えればわずか三年という短い期間ですが,心身共に大きく成長する時期であり,人生で最も輝く時です。自分の将来を具体的に考える時期でもあります。目標達成のために,がむしゃらに勉強する時期でもあります。また,私の経験からも生涯の友人に出会う時期でもあります。いろいろな意味で,人生にとって最も大事な時期であると言っても過言ではありません。さまざまな経験をする中で悩みも出てくるかもしれません。困ったことがあれば,いつでも先生方や先輩に相談をしてみてください。きっと,その道が開けてくるはずです。


中学1年生の皆さんは,今日からこの近校での6年間を過ごすことになります。まずは,ここにいる新入生143人が仲よくして,皆で力を合わせて一生懸命頑張れる集団になって欲しいと思います。そのうえで,6年後のことをいろいろ考えて勉強や行事に全力で取り組んでください。

高校1年生の皆さんは,まず中学校と高校の違いをしっかりと認識してください。これからは,義務教育ではありません。中学校と制度も大きく異なります。自己責任の割合も一層大きくなります。自分自身のことは自分自身で考え,主体的に行動できる力を身に付けて欲しいと思います。

さて,保護者の皆様,本日はお子様のご入学おめでとうございます。これから大切なお子様を責任を持ってお預かりさせて頂きます。本校の教育目標や教育方針をご理解頂き,ご協力をよろしくお願い致します。最近の子どもたちを取り巻く環境は,価値観が多様化し,混沌とした状況の中で,将来の予測が困難であると言っても過言ではありません。また,グローバル化や情報化の進展も想像以上に速いスピードで進み,あらゆる資源が国境を越えて行きかう時代になっています。このような状況の中で,子どもたちは学校生活を送り,いずれ社会に出ていく時がやってきます。本校では,生徒全員に変化の激しい時代を生き抜くことのできる資質や能力,高い専門性を身に付け,「将来グローバルな社会に出て活躍できる人材を育てていきたい」と考えています。そのために,学校と家庭が一体となり,同じ気持ちで子どもたちの成長を見守り,支援していきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。今後,何か心配なことがおありでしたら,早めに学校に相談していただきたいと思います。

新入生の皆さん,いよいよ今日から近校での学校生活がスタートします。皆さんは無限の可能性を秘めています。これから皆さんが本校の一員として「ワンランク上をめざして」を合言葉に様々な場面で力を発揮してくれることを期待しています。今年の新入生から制服が一部変わりました。胸には新しくエンブレムがついています。これからこの制服やエンブレムにプライドや誇りが持てるような日々を送ってくれることを期待しています。

新入生全員の本校での学校生活が,スムーズにスタートをし,また,これからが夢の実現に向けて着実に前進する時間になることを祈念して,式辞といたします。


平成28年4月5日
近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校
校長 前 眞一郎